個人投資家の皆様へ

オプトランってどんな会社

当社グループが属する光学薄膜成膜装置業界は、成膜に関わる高度な技術・ノウハウを必要とすることから新規参入障壁の高い業界です。その中で、当社は1999年の創業と、比較的歴史の浅い企業でありながら、業界屈指の高い技術・ノウハウを武器に、確かな業界ポジションを築いています。

当社のコア技術である『オプトナノテクノロジー』(登録商標取得)が実現していく未来の可能性は、大きく広がっています。当社グループは、世界の様々な成膜ニーズに力強く応えていくことができる数少ない企業の一つです。そうした当社グループの特徴・強みを、次の3つの切り口から、簡単にご紹介します。

1. 当社の技術力について

当社はどのような技術を保有し、その技術は、どのような競争優位性を有しているのか?

当社は、光学分野での新たな可能性にチャレンジする技術開発型企業

1999年の創業当時、技術的に最高水準のDWDM多重伝送用光学薄膜装置の開発に成功したのは、日本では当社のみ、世界で3社のみという状況にあり、この分野における当社の技術力は、業界でも突出したものでした。
こうした出自を背景に、当社は「技術開発型企業」として、光学分野における高い技術力を誇っています。「オプトナノテクノロジー」をコア技術に、当社は、光学分野で新たな可能性にチャレンジしています。

モノではなくノウハウを売るソリューション提供型サービス業

当社では、 「モノではなくノウハウを売る」ことを基本に、セールスエンジニアが前面に立った顧客対応を展開し、これが多くのお客様との信頼関係、強固な顧客基盤の源泉となっています。モノづくりにおいては、セールスエンジニアが常に顧客企業と密接にコンタクトをとり、そこで得られた情報を研究開発に活かしています。また、ソリューション提供においては、光学薄膜関連装置で最適な薄膜成膜を実現するための、成膜プロセスノウハウを提供しています。

セールスエンジニアが提供する2つの価値

2. 市場の広がりについて

成膜を必要とする最終製品の世界市場は、どのような分野へと広がりを見せているか?

IoTで広がる成長性

当社の市場(光学薄膜装置市場)は、急速な拡大を続けています。成膜を必要とする最終製品の市場として、デジタルカメラやスマートフォンなどが代表的な市場として知られています。近年では、IoT(Internet of Things、モノのインターネット)の進展に伴って、様々な分野においてセンサーやデバイス、レンズなどの搭載が進み、薄膜技術の応用分野が急速に広がりをみせています。

3. 今後の成長戦略について

当社は今後、どのような戦略に基づいて、中長期的な成長を果たしていくのか?

今後は、半導体光学融合やIoT関連が成長の源泉

当社は、各時期の顧客ニーズに的確に合致したソリューションを提供することで市場を切り拓いてきました。設立当初は光通信分野、その後、デジカメや携帯電話カメラなどのデジタル家電分野、そして近年はスマートフォンやタブレットなどの分野へと広げてきました。今後は「半導体光学融合」、IoT関連の「生体認証」、「車載関連」、「VR/AR」などを成長の源泉と捉え、積極的な拡大を図っていきます。

4. 株主還元について

研究開発投資、生産体制強化、新事業開拓等の必要な内部留保資金を確保しつつ、余力は株主還元を最大限実施します。
連結配当性向30%程度を目安に、安定的な配当を目指します。

1株当たり配当金の推移

2012/12

2013/12

2014/12

2015/12

2016/12

2017/12
1株当たり配当金

1.67円

1.67円

4.00円

6.67円

9.33円

40.00円
配当性向

3.8%

4.3%

30.8%

41.0%

29.7%
当社は、2017年3月18日付で普通株式1株につき1,000株の株式分割及び2017年10月13日付で普通株式1株につき3株の株式分割を行っております。そこで、東京証券取引所自主規制法人(現 日本取引所自主規制法人)の引受担当者宛通知「『新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)』の作成上の留意点について」(2012年8月21日付東証上審第133号)に基づき、2012年12月期の期首に当該株式分割が行われたと仮定して算出した場合の1株当たり指標の推移を参考までに掲げると、上記のとおりとなります。なお、2014年12月期以前の数値については、有限責任大有監査法人の監査を受けておりません。

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