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オプトランとアルバック、光学薄膜用成膜装置販売で業務提携
2010年10月21日
オプトランとアルバック、光学薄膜用成膜装置販売で業務提携
アルバックがオプトランの一部株式を取得で基本合意
株式会社オプトラン
株式会社アルバック
東アジアで、液晶TVバックライト用LED、LED照明、スマートフォン、タブレットPCなどの製品の生産が急速に拡大しているのに伴い、LED(Light Emitting Diode)、タッチパネル、スマートフォン用防汚膜など光学薄膜を用いた製品の市場も急速に拡大しています。
オプトランはこれまで、光学薄膜用成膜装置専業メーカーとして、光学薄膜用蒸着装置、光学薄膜用スパッタリング装置を東アジアで積極的に拡販し、光学薄膜用蒸着装置で大きなシェアを有しています。
一方、アルバックはこれまで、同分野向けに金属膜用蒸着装置、金属膜用スパッタリング装置、エッチング装置、アッシング装置などを販売してきました。またアルバックは、光学薄膜用成膜装置としてスパッタリング装置の拡販を行ってきました。
オプトランとアルバックは本日、市場が拡大する光学薄膜用成膜装置に関して、日本を除く全世界で販売に関する業務提携を結ぶことで基本合意に達しました。今後、協力して光学薄膜用成膜装置を販売していきます。具体的な業務提携の内容は、両社はともに今後、LED光学薄膜やITO膜を含む光学薄膜用蒸着装置はオプトラン製装置を、光学薄膜用スパッタリング装置はアルバック製装置を販売する方式に統一していくというものです。
また、LED製造装置に関しては、アルバックのラインナップである金属膜用蒸着装置、CVD(Chemical Vapor Deposition)装置、ITO用スパッタリング装置、エッチング装置、アッシング装置、光学薄膜用スパッタリング装置とオプトラン製光学薄膜用蒸着装置を組み合わせ一貫したLED製造ラインとしてお互いに販売に協力していきます。
なお、この光学薄膜用成膜装置販売に関する業務提携に伴い、両社の関係を強化するため、アルバックはオプトランの株式の13%を取得することでも基本合意に達しました。同株式取得により、アルバックはオプトランの筆頭株主となります。
会社概要
1.株式会社アルバック
社名 | 株式会社 アルバック |
設立 | 1952年8月23日 |
代表者 | 代表取締役社長 諏訪 秀則 |
資本金 | 208億7304万2500円 |
所在地 | 神奈川県茅ヶ崎市萩園2500 |
従業員数 | 2,041名(連結7,169名)(2010年6月30日現在) |
事業内容 | ディスプレイ・太陽電池・半導体・電子・電気・金属・機械・自動車・化学・食品・医薬品業界及び大学・研究所向け真空装置、周辺機器、真空コンポーネント・材料の開発・製造・販売・カスタマーサポートおよび諸機械の輸出入。また、真空技術全般に関する研究指導・技術顧問 |
2.株式会社オプトラン
社名 | 株式会社 オプトラン |
設立 | 1999年8月25日 |
代表者 | 代表取締役社長 孫 大雄 |
資本金 | 4億円 |
所在地 | 埼玉県川越市竹野10-1 |
従業員数 | 60名(2010年1月現在) |
事業内容 | 汎用光学薄膜形成装置・特殊仕様光学薄膜形成装置・連続式光学薄膜形成装置・狭帯域光学フィルタ薄膜形成装置・高性能光学フィルタ薄膜形成装置・RFイオンソース・光学モニタ・測定装置 |
以 上